トップメッセージ
TOP MESSAGE

当社グループは、２０１５年ユネスコ世界文化遺産に指定された「明治日本の産業革命遺産」に含まれる三池炭鉱に始まる国内最大の石炭採掘企業として、日本の近代化、戦後復興に大きな役割を果してまいりました。
その後、国内石炭産業の変容に伴い炭鉱の閉山処置等から２００３年に経営危機に直面しましたが、関係各位の多大なご支援のもとで、製鉄プロセスや金属精錬に不可欠なコークス製造販売事業を経営の柱としたメーカーへ変貌を遂げました。

これまで、コークス事業におきましては、高品位コークスの安定供給を使命とし、CDQ（コークス乾式消火設備）、廃プラスチック添加設備等の省エネ投資等を積極的に行うことで環境負荷軽減を図りつつ、安全防災に留意した効率的生産により収益力を高めてまいりました。また、燃料販売や資源リサイクル、業界最先端の粉粒体機器をはじめとした機械設備等の販売、不動産、物流、ITサービス等の非コークス分野の事業展開により、多面的な利益構造の企業体へ転換を図ってまいりました。

足元の事業環境におきましては、炭素中立を含めたサステナビリティ経営に向けた企業の対応力が問われております。石炭を主原料として扱う当社グループは、地球環境への配慮や環境負荷の低減が一層強く求められるものと認識しております。当社グループは、全ての事業を通じて、持続可能な社会を構築する一員として求められる責任を果たして参ります。

これらの取組みを通して、企業価値を高め、グループ社員の総力をあげて、地域社会・お客様・株主の皆様・従業員等の全てのステークホルダーから一層の信頼を得られる企業を目指してまいる所存です。
　引き続きご支援とご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。