事業を知る
コークス事業

コークス事業

国内屈指のコークス専業メーカーとして、
ものづくりに貢献

さまざまな産業に欠かせない原料として、ものづくりを支える「コークス」。
日本コークス工業はその開発・製造を担う国内でも数少ないコークス専業メーカーとして、
製鉄会社などに安定供給を行っています。生産コストや環境負荷の低減を図りながら、
より質の高いコークスを提供できるよう、たゆまず挑戦をつづけています。

Q.1
そもそもコークスってどんな物質?

石炭を余すことなく利用して作る、
製鉄などに欠かせない原料

石炭を高温(約1,200度)で蒸し焼きにした高純度の炭素原料がコークスです。コークスは製鉄には不可欠な原料であり、鉄の原料となる鉄鉱石を溶かすほどの高い発熱量を備えています。

プラス情報 コークスの種類

  • 高炉用コークス

    製鉄所の高炉に不可欠な、鉄鉱石を溶かすための「熱源」、鉄鉱石に含まれる酸素を取り除く「還元剤」、および溶けた鉄や還元ガスの通路を確保する「スペーサー」という3つの役割を果たします。

  • 鋳物用コークス

    自動車のエンジンやホイール、産業機械などを鋳造する際に、金属を溶かすための熱源として高い熱量を発生するコークスが使われます。

  • 一般用コークス

    コークスの粒度や性質に応じて、非鉄精錬、石灰焼成、合金鉄製造、各種化成品製造など、さまざまな用途に用いられています。

Q.2
コークスはどんな場面で使われるの?

鉄の生産を中心に、銅やステンレスといった非鉄金属の製造、型にはめて造られる鋳物と呼ばれる金属製品の製造など、コークスはものづくりの現場で幅広く活用されています。

自動車、鉄道部品、建設用資材、電気・家電製品、エネルギー・造船、容器など

亜鉛・ステンレス

電子部品基盤、配電盤、硬貨、ロケット燃料、建材、調理器具、自動車部品、医療器具など

鋳物

自動車部品、船舶部品、飛行機部品、鉄道部品、建設機械、工作機械、電気機器、鋳鉄管など

カーバイド

アセチレンガス(溶接用ガス)、クロロプレンゴム(ワイヤー、ケーブル、接着剤、ウェットスーツなど)

ソーダ灰

ガラス(自動車、建築、タッチパネル、びん等)、グラスウール(断熱材)、石けん、洗剤など

燃焼用

ゴミ溶融炉、高圧ボイラー、製糖、窯業(セメント等)、各種熱処理、暖房など

Q.3
ズバリ、コークス事業の強みは?

国内にわずか
2社

産業活動に不可欠なコークスですが、商業用コークスの生産・販売事業を手掛ける企業数は国内でわずか2社のみ。希少性の高い技術やノウハウを活かし、日本のものづくりに大きく貢献しています。

製造技術を
日々革新

高品質なコークスを低コストで生み出すために、また、多様なニーズに合ったコークスを製造するために、より合理的・高効率な製造方法をはじめ、原料配合技術や焼成技術などを常に探求&アップデートしています。

積極的な
設備投資

生産効率の向上はもとより、コークスの製造過程で発生する熱やガスを再利用するための設備を導入するなど、持続可能な社会を考慮した設備投資に積極的に取り組んでいます。

自社一貫体制

原料調達→配合→製造→出荷・販売までに至る全プロセスを自社で一貫して担える体制を構築しているため、高品質なコークスを安定供給できています。また、コークスの原料となる石炭については世界各地に独自の仕入れルートを有し、常時十数種類の石炭をストックしています。

東京ドーム
約23個分

国内屈指のコークス工場を有する北九州事業所の面積は約110万㎡と、東京ドーム約23個分の規模を誇ります。同事業所内の大型のコークス炉は40年以上にわたり、火を絶やすことなく365日24時間操業を続けています。

資源再利用

コークスを製造する過程で発生した熱やガスは発電や軽油に精製するなど、資源の再利用を進めています。また、産業廃棄物の多くも有効資源として再利用し、事業の省資源化と環境保全に努めています。

CO2
大きく削減

エネルギーの再利用による発電(90万kW/日)を行うことで、年間で20万tにもおよぶCO2排出削減を達成しています。さらに、北海道に4,200haの森林を保有し、年間約5万tのCO2削減効果を上げるなど、グループ全体で環境保全に取り組んでいます。

Q.4
コークス事業の職種は?

事務系

原料調達

コークスの原材料となる石炭を世界各国から調達します。オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、アメリカ、インドネシアなどから、年間約300万tにおよぶ量の原料炭を輸入しています。

コークス販売

品質を厳格にチェックした自社製のコークスを、国内の各鉄鋼会社や非鉄金属会社、化学メーカーなど、またアジアをはじめ諸外国の取引先にも販売を行っています。

技術系

製造管理

お客様のニーズに合わせた高品質なコークスを製造・提供するために、様々な石炭の銘柄を組み合わせて配合を検討したり(配合設計)、コークスの性能を分析しさらなる改善を行います。

操業管理

最良のコンディションでコークス工場を操業するためのサポートを行います。設備の状態に合わせて装入する石炭量や燃焼ガスの量をコントロールするなど、現場の状況に応じた管理を担当します。

設備保守

24時間365日稼働するコークス工場の設備管理を行います。既存設備のメンテナンス、工場の電力を支える発電設備の維持管理、新たな製造プラントの導入企画などを担当します。

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